いよいよレース本番も近づいてきましたね!みなさん準備は万全でしょうか。このスポーツ栄養コラムも今回で最終回となりますが、今回はレース直前・レース中の栄養についてお伝えさせていただきます。みなさんが本番で力を発揮できるよう、心から祈っております!
①レース前日〜当日の食事は「糖質多め、脂質少なめ」に
ランニング時の主要なエネルギー源である糖質は、グリコーゲンとして肝臓と筋肉に蓄えられることができます。レース前日〜当日の食事は、いつもより糖質を多めに摂り、その分脂質の摂取量を少なめにして全体のエネルギー量を調整しましょう。油っぽい料理やルウを使った料理は控えて、できるだけあっさりした味付けのものを選んでみましょう。おすすめは和食です!
②糖質を摂るときはビタミンB1もセットで摂るに
ビタミンB1には摂取した糖質をエネルギーに変換する手助けをしてくれる働きがあるため、糖質の摂取量が増えるレース前はあわせてビタミンB1に摂取も増やしましょう。ビタミンB1が多く含まれる食品には、豚肉や赤身肉、うなぎ、枝豆、ほうれん草、カリフラワーなどがありますよ。
③レース当日の補給は前もってシミュレーションを
レース前、レース中の補給については、摂る時間やタイミングを事前にシミュレーションをして本番に臨みましょう。また、レース中に補給するジェルやゼリー、サプリメントは事前に味を試しておくことも重要です。レース中の糖質の補給は、1時間あたり60~70gが上限の目安になりますので、製品に記載の栄養成分表示もチェックしながら当日の補給について考えてみましょう。また、BCAAのサプリメントはレースの30分前に飲むのがおすすめです。BCAAのサプリメントはレース中も適宜で摂取するのもおすすめです!