コラム

【ボディケア Vol.5】ランナーに多いケガ①

2024年8月15日

「痛いけど走っている」そんな方、多いのではないでしょうか?

なかなか一般の方が「これはケガだ」と判断するのは難しいかもしれませんが、4,5日経っても取れない痛みはまず休養して様子を見ることが大事です。走っている最中の痛み、走り終わってズキズキしたり、動かすのが嫌な痛み・・・サインは沢山ありますが、そのサインを無視し続けることで何ヶ月もまともに走れなくなったり、日常生活に影響が出てしまうこともあります。

痛みが出てからでは、休まざるをえませんし、練習も計画を変更していかなければなりません。よりパフォーマンスを上げるためにも、予防と対策を行っていきましょう。

今回から数回に分けて、長距離ランナーに多いケガの例をあげていきますので「そういえば自分もココに違和感があるなぁ」「普段からココのマッサージをしておこう」などと参考になれば幸いです。



-シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)
長母趾屈筋、膝下のいわゆるスネの内側が痛くなるものです。程度や痛みの出方は様々ですが、初期の多くはオーバーワークや疲労が溜まり柔軟性の低下、張り、足底の硬さからくるものが多くなります。
前回のコラムで、足底をタオル使用してほぐすものを紹介しましたが、まんべんなくほぐせていますか?
指でほぐすと疲れてしまう!という方は、クリームを使用しすべらすことで軽い力で流すことができます。
※わざわざ準備が面倒だという方は、お風呂場で体を洗うついでにボディソープで試してみてください。
座った状態で、肘で押してみたりと様々な工夫が可能です。
やってみたけど、イマイチやり方がわからない…という方は、サポートLINEチャットで質問してくださいね。

-アキレス腱(周囲)炎
こちらもアライメントなど要因はあげると様々ですが、初期はトレーニング強度が合っていないことや周囲筋の柔軟性低下、体重の増加、硬い路面でのランニングが多いなどがあげられます。痛みが出てしまうと特に長引きやすい箇所なので、日ごろのケアが大事になります。
足首を内回し,外回しとストレッチのように動かしたりなどをして可動域を獲得、ふくらはぎのストレッチ(以前コラムでご紹介しています)をしっかり行いましょう。


どんなケガでも疲労でも、そのままにしておくとどんどん悪化していき、何か1回でキレイさっぱり無くなることはありません。近道は存在しませんが、それこそサブ4へ遠回りになってしまいますので、日ごろから自分の身体と向き合いコンディショニングしていきましょう!

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