11月に入り、だんだんと朝晩の寒さが気になり始めましたね。
夏に比べるとランナーにとっては走りやすくなる時期ですが、寒さ・冷えゆえの問題も増えていきます。知っておくことで自分なりの対策・予防を立ててみてください!
実は、足がつりやすくなる時期
気温が低いと発汗が減る為、暑いときに比べると水分やミネラルの補給が不足しやすくなります。また、寒さから尿量が増加し、隠れ脱水に繋がることがあります。
寒さによってふくらはぎをつってしまった…という経験がある方もいると思いますが、寒さの中にもこういった原因があることも知っておいてください。
走りやすくなってきた気温・環境とはいえ、しっかり水分やミネラルの補給を忘れないようにしましょう。
ウォーミングアップの変化
専門的な話になりますが、筋などの組織は温度が高いほど伸張性が高くなるといわれています。その為、寒さの中では伸張性が低下しやすくなるため、ケガをしやすくなってしまいます。
気温が低いほど身体からの放熱は増え、暖かい時期よりもウォーミングアップに時間がかかりやすくなるので、端折らずしっかりと行うようにしましょう。
適切なウェアを選択する
ウェアはいうまでもなく、吸汗や速乾性、放湿性があるものをオススメします。
寒くなってくると日常で「発熱インナー」を着る方も増えると思いますが、これは運動時には適していません。運動し始めは寒くて思わず着てしまいそうになりますが、よくある衣料品店の発熱インナーは、発熱だけでなく吸湿にも優れていることが多いです。走り始め、体温が上がってきて汗をかき、湿度でむれ、体温が下がったときに速乾性が無いので汗で体が冷え、熱を奪っていってしまいます。
防風性のある上着などで寒さ対策をし、着替えやすく、体温調節がしやすいものを選ぶことをオススメします。