ビタミンとは?
生命維持のための重要な働きをする有機化合物のうち、微量なものをビタミンと定義しています。ビタミンは、体内では必要な量を合成することができないため、食物から摂取する必要があります。ビタミンには、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンがあり、水溶性ビタミンは過剰に摂取しても水に溶けて尿中に排泄されるため過剰症のリスクはほとんどありませんが、水に溶けない性質をもつ脂溶性ビタミンは、摂り過ぎた分は脂肪細胞や肝臓に貯蔵されるため過剰症には注意が必要です。
[ビタミンの分類]
【主なビタミンの働き】
・ビタミンB群⇨糖質、脂質、たんぱく質など、エネルギーを作り出す栄養素の代謝を助ける
・ビタミンE⇨強い抗酸化作用があり、細胞膜の保護、血管の健康維持、疲労軽減の効果
・ビタミンD⇨骨形成などのカルシウム代謝に関与
・ビタミンK⇨骨形成時にカルシウムの沈着を助ける
ミネラルとは?
生体を構成する元素のうち、酸素、炭素、水素、窒素を除く元素の総称がミネラルです。骨などの組織や酵素の構成成分、体液中の電解質などとして重要な役割を担っています。体内に比較的多く存在するものを多量ミネラル、量が少ないものを微量ミネラルと言います。
[ミネラルの分類(一例)]
【主なミネラルの働き】
・ナトリウム・カリウム⇨体内の水分量を調整する
・カルシウム・リン・マグネシウム⇨骨や歯の材料になる
・鉄⇨ヘモグロビンの構成材料であり、不足すると鉄欠乏性貧血のリスクが上がる
・亜鉛⇨味覚や免疫機能を正常に保つ
ビタミンやミネラルをしっかりと摂取し、骨や筋肉のけが・鉄欠乏性貧血のリスク回避や、日々のコンディショニングを役立てていきましょう。けがや鉄欠乏性貧血の予防に関係するビタミン・ミネラルについては今後のコラムで詳しくご紹介させていただく予定です。ぜひ楽しみにお待ちください!