コラム

【ボディケア Vol.10】パフォーマンスを上げるヒント②

2024年10月24日

前回の「パフォーマンスを上げるヒント」は、疲労回復に寄せた『睡眠と自律神経』に関して触れました。今回は、
・もう少しスピードを出せるようにする
・もう少し腕振りを上手く活用する
という2点の、パフォーマンスを上げられるような動的運動を取り入れるススメをご紹介します。

スピード練習をしているのになかなか出ない

単純なダッシュ練習も勿論必要です。ただ推進力が上がらない要因の中には、筋力的な問題や、地面からの反発を上手く使えていない、というパターンもあります。
ウォーミングアップの中に、簡単なトレーニングを取り入れてみましょう。

①壁や柵などに手をかけ、歩幅程度に前後で足を広げる
②ダッシュをする前のような形で、軽く前傾姿勢になる
③もも上げのように、素早く片脚を上げる
※膝・股関節をしっかり引き上げ、手をついている壁を前に押していくようなイメージ
脚を入れ替えた時(着地時)に、しっかりと地面を踏み込んでいる感覚を持てると◎
地面からの反力を貰いながら脚を入れ替えられると理想です。
反力・反発をイマイチ感じられない人は、まずは積み重ねることが大事ですが、「その場スキップ」も試してみてください。跳ね返りのようなものがどういった感覚か、脚で感じられると思います。

腕振りがあともう少し

特にマラソンでは終盤、呼吸もしんどくなりだんだんと腕が振れなくなってくると思います。これはどんなトップアスリートでも起こることですが、可動域を予め日々確保していくことで軽減できる可能性を秘めています。また、腕振りを改善することでスピードなど様々なことを改善できるのでオススメです。

①両手を胸部、鎖骨あたり添えたまま腕を回す
②前、後ろと両方とも回す。前後20~30回
※姿勢を正して行いましょう。肩甲骨を動かすイメージで行います。